学研スマイルハートフル

2024年2月27日（火）に東京都立志村学園（以下「志村学園」）の1年生と3年生を対象に、志村学園 高等部就業技術科の卒業生である社員による企業連携特別授業を行いました。

志村学園 高等部就業技術科は企業連携特別授業として、卒業生および就職先企業との対話を通じ、生徒自身が将来を考える時間を作っています。今回、卒業生として、学研スマイルハートフルの社員が1年生と3年生の授業を担当しました。

１年生に向けての「先輩から学ぶ」講話

1年生の授業では、仕事の内容、仕事をする上での楽しさ・苦労・心がけていること、キャリアアップについて、志村学園での学びと経験を説明し、社会人としての日常生活も紹介しました。卒業生としての視点を大切にし、自身の経験談を織り込みながら「コース選択」や「部活動」の取り組み方についてのアドバイスも行いました。

１年生に向けての授業は講義形式で行いました。わかりやすいように資料の修正を重ね、発表のしかたにもこだわりました。

３年生に向けての「職業に関する教科」

3年生に向けての授業はビルメンテナンスコースの生徒対象でした。企業就職後の経験をもとに学校での学びがどのように仕事につながっているか、会社選びのポイント、学校と社会（会社）との違い、お金の管理などについて話し、就労直前の３年生ならではの講演内容でした。

実技では、自身が使用する清掃用具のメンテナンスの大切さを説明し、実際に「ハンディバキューム」のメンテナンスの実演を行いました。

また、カーペットの染み抜き作業を行い、生徒の方々にも体験してもらいました。体験中には、生徒さん一人ひとりの様子に気を配り、各自の進行具合に合わせて、個別に説明を行っていました。

毎日使用する大切な清掃用具のハンディバキュームのメンテナンスを丁寧に説明しました。

実際に汚れたカーペットを使用しての染み抜きを実演。水性の汚れをきれいに落としました。

2つを合わせると、３時間以上になる長い授業でしたが、講師の学研スマイルハートフルの社員は疲れた様子もなく、講演を終えることができました。志村学園の１年生・３年生の生徒さんも集中して授業に参加していました。

●授業を終えて、志村学園からいただいた感想

生徒たちが必死になって取っていたメモの内容を見ますと、具体的な仕事内容はもとより、「体調管理の大切さ」「気持ちの切り替え」「質問や相談を必ず」「仕事を通じてのやりがい・嬉しさ」「周りに対するマナー」などについてのキーワードがたくさん書いてありました。

今後、それぞれの進路を考えるにあたり、多くのヒントになると思います。良い機会となりました。

また、卒業以来の来校となりましたが、その成長ぶりにも感激いたしました。臨機応変なお話しぶりも素晴らしかったですし、実際に仕事に携わられているプロとしてのご指導にも感銘を受けました。

学研スマイルハートフルは、今後も学校や支援機関などとの連携を深め、障がいのある方々の就労支援を行っていきます。

■東京都立志村学園

https://shimuragakuen-sh.metro.ed.jp/

軽度の知的障がいのある生徒が企業就労を目指す高等部就業技術科と、板橋区・練馬区・北区を通学区域とする肢体不自由教育部門（小学部・中 学部・高等部）が設置された学校。高等部就業技術科では、3年間 事務・情報処理を学びながら、ビルメンテナンス、流通・都市農園芸サービス、食品加工、介護・コミュニケーションの4つの専門コースの選択が３年生でできるようになっています。

• 校長: 並木信治
• 開校年月日：2013年4月１日
• 所在住所:〒174-0045　東京都板橋区西台1-41-10